必要になる前に知っておきたい~介護保険利用までの簡潔な流れ~
終活を進める上で、知っておきたいことの一つが
「介護保険制度」です。
今回は、そのお話をします。
介護保険制度を利用する
申請をする
介護保険ってよく聞くけど、どうやって利用すれば良いの?
こんにちは。保険の利用の仕方を簡潔にご説明します。お住まいの市町村に、介護保険の申請をします。 インターネットから書類のダウンロードも出来ますよ。
必要なのは書類だけなの?
本人確認書類のコピーも一緒に提出してください。 免許証や、住民票、障害者手帳なんかも利用できます。 詳しくは、お住まいの市町村の役所にお問い合わせください。
後日、認定調査を行う
申請の申し込みをしたけど、そのあとは?
後日、介護保険の認定調査員がご自宅に来ます。 日時を決める為に、役所から電話がきますので、ご都合の良い日時をお伝えください。
その時までに、なにか用意しなきゃいけないものってあるの?
主治医の意見書が必要になります。 医者に「介護保険の申請をするので、意見書を作成してください」と言えば、作成してくれますよ。
調査員からは、どんなことをきかれるのかな?
はじめに、名前や生年月日の確認をすることが多いですね。 そのあとは、どれくらいの介護や支援が必要になるのかを知るための質問をしてきます。ご自身でどれだけ身体を動かすことができるか、外出はどれくらいするか、重い荷物を持つことが出来るか...などなど。
認定調査が終わった後は?
調査員が訪問し、いろいろ話したよ。 このあとはどうなるの?
訪問調査の後から、約一カ月以内に結果が出ます。
介護保険の申請には、一次判定と二次判定があります。
訪問調査と主治医意見書の二つを使用し、一次判定を行った後、
市町村の介護認定審査会にて二次判定を行います。
そこで、認定結果が出され、後日通知されるのです。
認定の結果が通知される
認定の結果が通知されました
結果は、以下の七つのいずれかに該当すると思われます。
- 要支援1
- 要支援2
- 要介護1
- 要介護2
- 要介護3
- 要介護4
- 要介護5
要支援の場合は、予防サービスを受けられ、
要介護の場合は、介護サービスを受けられます。
また、それぞれの区分にはサービス利用の料金の限度額が設定されており、
利用者は、その限度額の1割 ないしは2割を負担します。
限度額を超えた分は、全額自己負担となります。
ちょっと待って、こないだ私の友人が介護保険を申請をした時、「自立」って結果が出たんだけど、アレは何だったの?
まだ介護保険が必要な段階ではない方は、「自立」と認定が出ます。
まとめ
介護保険を利用するためには、市町村へ申請をする必要があります。
そこから、一次判定 二次判定を行った後、結果が通知されます。
書類の申請の仕方が良くわからない、書き方も良くわからない。
そういった場合は、お住まいの地域包括支援センターや、役所の介護保険課に問い合わせると良いでしょう。
または、お知り合いに介護や福祉の仕事をされてる人がいれば、そういう人に訊くのも良い方法と思います!
そのあと、直ぐに介護サービスを利用するには、介護支援専門員(ケアマネジャー)に介護計画書(ケアプラン)の作成を依頼する必要があります。
次回は、そのお話をします。